今月は【世界のDRC】でワイン会を開催しました。
ロマネ・コンティの畑から持ち出されたとされる伝説の「クローン(ブドウの枝)」をルーツに持つワインたちを集め、本家ロマネ・サン・ヴィヴァンと比較するという、贅沢すぎる企画です。
まさに、ワインを通して世界を巡る旅となりました。
ブラインドテイスティングを交えながら、ロマネ・コンティ(DRC)のクローンやルーツを持つ、世界各地のピノ・ノワールを堪能しました。
・ロマネ・コンティの畑から葡萄の枝を持ち込み植えたと言われる「エイベル・クローン」を使用したアタランギ
・DRCオーナーが国外で初めて手掛けた幻のピノノワールハイド・ド・ヴィレーヌ”イザベル”
・DRCラターシュから枝を切取り隠し持って帰りその枝木を株分けしたという「ピゾーニ・クローン」を使用したピゾーニエステート
・ブラインド テイスティングにおいて、ヴォギュエのミュジニーやDRCリシュブールの対抗馬となり、カリフォルニアのロマネ・コンティと言われるカレラ リード
・ロマネ・コンティの畑で栽培されているものと同じ最上のクローンが使われており、イタリアのロマネコンティと言われるポデーレ・モナステロ”ラ・ピネタ”
Google スプレッドシートにエクスポート
テイスティングで最も驚きと感動を与えてくれたのは、ニュージーランドのアタランギでした。
本家ロマネ・サン・ヴィヴァンの圧倒的な風格は言うまでもありませんが、その偉大なるトップキュヴェに全く引けを取らないエレガンスとポテンシャルに心底驚かされました。これは熟成させたら、とんでもなく素晴らしいワインになるだろうと確信してしまいました。
また、ブラインドで常に高評価を得るカレラ リードも、やはり期待通りの美味しさ。カリフォルニアのピノ・ノワールの進化を改めて感じました。
気の遠くなる歴史と物語を秘めた一本一本のワイン、そして何よりも大好きな皆様と感動を共有できたことに、心から感謝しています。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!